Fender Japan Exclusive Classic 60s Telecasterの仕様・スペック詳細や他モデルとの違い

■仕様

BODY :ALDER

NECK : MAPLE

FINGERBOARD : ROSEWOOD

RADIUS : 184R(7.25R)

PICKUP : TL VINTAGE(JAPAN) ×2 ALNICO MAGNET

FRET : VINTAGE 21F

 

■中古市場相場

 

 

 

■モデル特徴

旧フェンダージャパンのヴィンテージ復刻モデルであるTL62 Telecasterとほぼ同一のモデル。

Fender Japan Exclusive期まではこの仕様がよく見かけられたのですが、これ以降驚くほどに見なくなった仕様です。

ちなみに現行のMade in Japan 60s Telecasterは大きく分けると

●Heritage→ヴィンテージタイプ、ラッカー塗装の最上位機種。バインディングモデルのCustom Telecaster仕様。

●hybrid→ヴィンテージスタイルのルックスながら中身はモダン、超優等生なオールマイティモデル。

●Traditional→ヴィンテージタイプ、ボディはバスウッドでリーズナブルなモデル。指板9.5R。

という仕様であり、このFender Japan Exclusive Classic 60s Telecasterとはどれも絶妙に仕様が違っています。コンセプト的にも近いのはHeritageですが、Fender Japan Exclusive Classic 60s Telecasterはポリ塗装なので、そのあたりが違います。

あえて当てはめるのであればHeritageはFender Japan期の最上位モデルであったVSPラインがもっとも近いといえるでしょう。

■シリアルナンバーについて

Fender Japan Exclusive期は基本的にほとんどFender Japan時代から変わっていないので、シリアルナンバーもネックジョイント付近にあります。

JD15なので『Japan Dyna 2015』と読むことが出来ます。

その後のMade in Japan期の現行モデルはヘッド裏にシリアルがあるため、ほとんどそれで判別できます。

ピックアップについて

この時期になると今まであった『Texas Special Pickup』搭載モデルがなくなっています。

基本的にフェンダージャパンのテレキャスターでスタッガードポールピースなのはテキサススペシャル。

ストレートポールピースなのはそれ以外のピックアップです。

■価格改定、値上げの続いた時代

この当時はさまざまな要因(消費税が8%、10%と上がっていったり)で、どんどん販売価格が上がっていってしまったのですが、それでもまだ10万円前後くらいでは購入することが出来ました。

(同一スペックは安いときは5~6万円くらいでしたが…)

そこからギターに使用できる上質な木材の枯渇、ウッドショックなどもあってどんどん希少価値が上がり、現行モデルの価格高騰はもちろん、中古のFender Japan、Japan Exclusiveはかなり高い注目を浴びています。

特にノンバインディングのテレキャスターは本当に出回りが少なく、一時期あんなにも大量に生産されていたにもかかわらず国内で見つけることが困難なほどに、希少価値が高くなっているギターといえるでしょう。