Fender Japan PB62-53 Precision Bassの仕様・スペック詳細や他モデルとの違い

■仕様

BODY : BASSWOOD

NECK : MAPLE

FINGERBOARD : ROSEWOOD

RADIUS : 184R

PICKUP : PB SINGLE

1992~2005

■中古市場相場

■モデル特徴

年式によって上位モデルに関しては変わってくるのですが、旧フェンダージャパンのヴィンテージ・リイシューモデルで、1962年のプレシジョンベースを再現したモデルです。

そのうえで木材はオリジナルがアルダーであったのに対して、リーズナブルな代替材であるバスウッドを採用するなどしてコストダウンを図っています。

当時のヴィンテージリイシューであるPB62は主に2~3モデルが発売されており、最もリーズナブルなPB62-53は1992~2005までの長い間、特に大きく仕様や定価を変更することなく発売されていました。

■PB62の上位グレードモデルとの違い

前述したとおり、PB62-53は1992から2005までの間、大きく変わることなく発売されていましたが、上位モデルに関してはそうではありませんでした。

モデルチェンジ、仕様変更や、それに伴った定価の変更なども多く、かなり複雑です。

しかし基本的には2~3モデルがであり、

①最もリーズナブルなエントリークラス(PB62-53はこれにあたります)

②木材がアルダーを使用し、ピックアップがUSA製のミドルクラス

③木材がアルダーを使用し、ピックアップがUSA製、塗装がラッカー塗装のフラッグシップというグレード差でした。

以下、1992~2005までのモデルを具体的に記載していきたいと思います。

エントリーモデル

PB62-53(1992~2005)

ミドルモデル

PB62-75(1992~1993) アルダーボディ、USAピックアップ

PB62-75(1994)バスウッドボディ(なぜかグレードダウン)、USAピックアップ

PB62-65(1995)アルダーボディ、PB-VINTAGE(日本製)ピックアップ

PB62-70US(1996~2005)アルダーボディ、USA製ピックアップ

■フラッグシップモデル

PB62-95(1992~1993)アルダーボディ、USAピックアップ、ラッカーフィニッシュ

PB62-110(1994~1995)アルダーボディ、USAピックアップ、ラッカーフィニッシュ

上記以降は定価が軒並み上がった時代に入ります。

このように見てみると当時のラッカーフィニッシュの最上位モデルはわずか4年で終了しています。

そしてミドルクラスはPB62-70USになるまでかなり迷走しつつモデルチェンジを繰り返していたことが伺えます。