Fender Made in Japan Traditional 50s Stratocasterの仕様・スペック詳細や他モデルとの違い

複数存在するヴィンテージ・リイシュータイプの中でもリーズナブルなTraditional 50s Stratocaster

を解説します。

■仕様

Body:Basswood(Gloss Polyester)

Neck: Maple(Gloss Urethane)

Fingerboard : Maple

RADIUS : 241R(9.5R)

PICKUP : Vintage-Style Single-Coil Strat

FRET : Vintage 21F

 

■中古市場相場

 

 

 

■モデル特徴

従来のST57、Classic 50s Stratocasterと基本的には近いモデルなのですが、従来と違ってかなり大きく仕様変更されているポイントがいくつか見受けられます。

※Fender Japan時代の後年のモデルにはバスウッド採用モデルがありました。

本家USAが本格的に監修を始めたのがこのシリーズからであり、それに伴ってヴィンテージスタイルながら指板Rを9.5に変更。

カスタムショップ製のヴィンテージ・リイシューモデルも9.5インチのモデルが多くなっており、より演奏性とメンテナンス性を求めたものと思われます。

従来までの印字位置であったネックのジョイント付近からヘッド裏に変更されています。

更に特徴として、ボディにはポリエステル塗装、ネックにはポリウレタン塗装とポリ塗装でもタイプの違う塗装方法を施しています。

それもあってか、今までのモデルではネックの塗装にはややヴィンテージ感を意識して黄色味を帯びたクリア塗装が施されていましたが、現行モデルの色味がややクリアに近くなっていて、イメージとしてはネックが白っぽい印象です。

■Fender Made in Japanの他モデルとの違い

現行のFender Made in Japanでは主に以下のラインナップで展開されています。

ヴィンテージタイプを踏襲しつつも木材などは一部コストダウンしてリーズナブルなモデル。

また仕様は一部演奏性等を高めるためにモダンな仕様。

ヴィンテージタイプのルックスを踏襲しつつも、より高い汎用性を獲得したモダンなスペック。

あらゆるジャンルで可能な現代のストラトキャスター。

本格的なヴィンテージタイプ。

本家のUSA製と同様の木材であるアルダーをボディに使用、塗装もラッカー塗装等、最高級ラインにふさわしい仕様の一本。