Fender Player Telecasterの仕様・スペック詳細や他モデルとの違い

USA製、日本製を含めた現在のフェンダーラインナップの数々の中でも、群を抜いてコストパフォーマンスが高いモデルであるプレイヤー・テレキャスターについて解説します。

■仕様

Body:Alder(Gloss Polyester)

Neck: Maple(Gloss Urethane)

Neck Finish:Satin Urethane Finish on Back, Gloss Urethane Finish on Front

Fingerboard : Maple/Rosewood

RADIUS : 241R(9.5R)

PICKUP : Vintage-Style Single-Coil Strat

FRET : Medium Jumbo 22F

 

■中古市場相場

 

 

 

■モデル特徴

ランクとしてはフェンダーメキシコ工場(以下、フェンダーメキシコ)のラインナップでもエントリーラインに位置し、2018年にメキシコのラインナップをリニューアルして生まれたモデルです。

今までにあったStandardシリーズと同じようなコンセプトと位置付けではありますが、完全に別物のギターとして進化しています。

ヘッド側にトラスロッド調整機構が備わっており、ネックを外すことなく調整可能なモダンタイプ。

従来のスタンダードシリーズと比べてヘッドロゴがスパロゴに変わっていたりとかなりルックスの高級感が高まり、ヴィンテージモデルを踏襲したデザインに変更されています。

しかしスペックとしては9.5インチの指板ラディアスやネックグリップ部分にはサテンウレタンフィニッシュが採用されていたりとかなりモダンで演奏性とメンテナンス性が高いギターです。

■フェンダーメキシコ製のラインナップ

現在レギュラーラインとして発売されているのはアーティストモデルを除いて以下のラインナップです。

・Player series

現在のPlayer seriesはモデルチェンジし、Player Ⅱに。

指板エッジが丸みを帯びた形状に変更。

指板がMaple or Pau Ferroであったのに対し、Maple or Rosewoodに変更。

また各種パーツの変更、細かい部分ではノブやピックアップカバーがヴィンテージホワイトに変更されています。

・Player Plus series

プレイヤーシリーズをよりモダン特化に発展させたモデル。

12インチラディアス、ノイズレスピックアップの採用など、プッシュ-プルのトーンノブなど完全なモダン仕様で、メキシコ製のAmerican Deluxe/American Ultraといえるモデルです。

・Vintera series

現在はバージョン変更し、Vintera Ⅱとして展開中。

メキシコ製のフラッグシップモデルであり、ヴィンテージリイシュータイプ。

上記の2モデルがモダンよりであったのに対してこちらの仕様はヴィンテージを基にしている為、サウンド感、演奏感も全く変わってきます。

アーティストモデルを除いて最も高価。

尚、旧VinteraとVintera Ⅱ仕様変更点、違いは以下です。

①ネックシェイプがMid 60s Cから60s Cに変更。

②フレットがVintageからVintage Tallに変更。

③指板がPau FerroからRosewoodに変更。

④ノブ等のカラーが変更